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代行サービス。
更新日:2019/08/10
言葉の意味を調べますと…個人や企業に代って、
その仕事や業務の一部を実施するサービス業の一つ。
依頼者には経費の削減や業務の効率化をはかる有効な
手段の一つと認められるようになり、労働力不足も
大きく影響して、1975年頃から市場が拡大してきている。
と記されていました。
すっかり当たり前になってしまった感のある引越代行サービス、
時間的に余裕がない場合の家事代行サービス、
企業が電話受付や事務作業をアウトソースするケースなども
それに該当するでしょう。私もお酒を飲んだ後で自分の
クルマに乗るときは、運転代行サービスに依頼しています。
当然ながら有料なのですが、その分メリットがあると考えてのことです。
中には、プロポーズ代行サービスや退職代行サービスなんてのもあり、
ついにここまできたか…という気がしないでもありません。
この2つは、一時的にそれが遂行できないとか、
物理的に実行することが困難であるとかではありませんから。
本来ご自身でやるべきことに自信がない。出来ればやりたくない。
なのでオカネを出して業者に頼む。
けれど、たとえそれで上手くいったとして心から満足できますかね。
スッキリしない感覚が一生残るのではないかと危惧します。
そういう意味では行き過ぎたサービスだと言わざるを得ません。
儲かれば何でもいいと考えるサービス提供者がいるのは
誠に嘆かわしいことです。
墓参り代行サービスなどは高齢者向けにかなり定着しているようですが、
遠方にある墓の守が大変なのは想像に難くありません。出来ることなら
自分で対応したいと考える高齢者も多くいらっしゃるとは思うのですが、
なかなか簡単にいかないのが現実。ご先祖様に申し訳ない。
ご近所にも顔向けできない。なので、業者に依頼する。
プロの技で草を払い、石を磨き、花を換え、線香に火をともす。
そして依頼者に代わり心を込めてお参りする。それによって
依頼者が後ろめたい思いから少しでも解放されるなら、
遠方に暮らす高齢者に限り、このサービスはアリな気もします。
気がつけは、もうすぐお盆…。
日本中がご先祖様の御霊をお迎えする準備をする時期です。
幸い我が家のお墓は住まいからも近く、まだ身体も余裕で動けるので、
時間を見つけて足を運ぼうと思っています。
自分でやるからこそ得られるスッキリ感は、
代行サービスのそれとは全く異なるものです。
今の世に生かされていることを感謝しながら、
ご先祖様を供養する時間を家族とともに楽しみたいと思います。
日中の暑さと朝夕のやぶ蚊がなければ、まだいくらか快適なのですが。。。