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肴のエサ。
更新日:2024/06/01
先日、ISO9001の定期審査を無事に終えました。
いわゆる登録更新ではなく維持するための審査。
かつてはサーベイランスとも呼ばれてました。
その中で、規格全体の改訂ではないものの、
追補としての改訂(R6/2/23)がなされたこと、
そしてそれが「気候変動への配慮」に関する
ものであることに驚愕しました。ISO9001で?
具体的には、
4.1項「組織及びその状況の理解」の最後尾に
「組織は、気候変動が関連する課題かどうかを
決定しなければならない。」の一行が加筆され、
4.2項「利害関係者のニーズ及び期待の理解」へ
「注記:関連する利害関係者は、気候変動に
関する要求事項をもつ可能性がある。」という
記述も注記として追加されました。何でだ?
追補改訂から3ヶ月ほどなので、審査する側も
戸惑っておられるかのように当方は感じました。
それは、これまでのISOが要求してきた内容と
あまりに違うから。まるで取って付けたよう。
しかも、ISO9001(品質)もISO14001(環境)も
ISO45001(労働安全衛生)も全く同じ追補って…。
これを決めた欧州も、その決定に従う日本も
問題ですが、そもそも気候変動の何が悪い?
とても政治的な意図を感じますし、おそらく
何らかの圧力がどこかからかかって、それに
屈する形で今回の追補改訂に至った。或いは、
何も取り組んでいないと攻撃の対象になる
ことを懸念して、いわゆる「忖度」で動いた。
そうでなければ、認証制度を維持する側の
組織内にそっち系の人たちがいらっしゃる?
でないと、こんな出鱈目はしないでしょう。
当方は初回であったためか、冒頭の面談で
交替勤務を廃止して機械の稼働時間を短縮
した対応を伝え、「気候変動への配慮」が
されているとご評価頂きましたが、次回も
同じような「なんちゃって回答」で審査が
パスできるかは正直怪しいと危惧してマス。
通常、夏は暑いし冬は寒い。どこの国でも
同じような傾向でしょうし、日本のように
明確ではなくとも季節は移ろいゆくもの。
当然気温も変化するので、例えばトンチで
夏は暑いし冬は寒い、なので気候変動へ
配慮するためにエアコンをガンガン使い、
快適な職場環境の維持に努めてます!って
言ったら…流石に怒られるでしょうか…。
けれど、地球は氷河期と間氷期を繰り返し、
現代は氷河期の終わりに位置する時代区分。
ジワジワと気温が上昇しても、まだまだ
暑かった縄文時代や平安時代には及ばない。
三内丸山遺跡(青森県)の大集落と遺跡群や、
解放的な寝殿造でも人は基本裸足の生活が
出来たのは現代より温暖であることの証左。
昔は、ヒート〇ックもなかった時代ですし、
きっとエアリ〇ムの方が喜ばれたでしょう。
気候変動を話題にするとき、二酸化炭素に
触れないことは恐らく無理な相談ですね。
カーボンニュートラルとかゼロカーボン、
ゼロエミッションにネットゼロですか?
(あまりに節操がなさ過ぎる印象です)
要は脱炭素を実現するために化石燃料を
なるべく使わず、キレイな地球を未来の
子供たちに残しましょう!ってホントか?
そもそも、様々な生物の死骸が長い年月を
かけて変質したものが石油、そして様々な
植物が長い年月をかけて出来たのが石炭。
工業製品であり、自然由来のものでないと
錯覚している人が多数派のようですが、
そうじゃない。生物や植物が燃えるのと
何ら変わりません。大気中の二酸化炭素の
濃度は今、約0.4%(ただし中印は高め)で
46億年遡って地球が誕生したばかりの
(大気はほぼすべてが二酸化炭素だった)
状態に比べたらウ~~~ンと少ないのです。
その反面、生物や植物が取り込んだまま
死骸となって地底や海底に埋まっている。
ある意味、炭素は生物や植物が生きた証。
そして、現存する生物や植物にとっても
必要不可欠なもの。炭素こそはすべてと
言ってもいいくらいです。それが証拠に、
炭酸水は大変よく売れます。効能として、
便秘に効き、疲労回復、肩こりや冷えの
解消など、健康増進も期待できる。また、
飲むだけでなく、美容にも効果があって、
肌の汚れや老廃物を除去する働きがある。
(まさか、炭酸水が水と二酸化炭素から
出来るのを知らない人はいませんよね)
私は白〇で作るハイボールが大好物です。
ソーダマシンとウォーターサーバーを
活用すれば炭酸水が自宅でも作れちゃう。
しかも、日本の東にある海、西太平洋は
二酸化炭素濃度が不飽和なので、国内で
発生した二酸化炭素は偏西風で運ばれて
雨でも降れば一気に海水へ取込まれます。
植物性プランクトンが発生して、それを
動物性プランクトンや小魚などが食べて、
さらに大型の魚を活気づかせてくれる。
もちろん、魚河岸や、料理店や、我々の
食卓にも新鮮な魚が安く並ぶのですよ!
豊かな海には、そこへ注ぎ込む河川が、
その奥には豊かな森があると言われます。
陸から離れた海も同様です。どこかから
栄養分が補給されないと魚は育ちません。
河川の影響や勢いのある海流や、或いは
大気から取り込まれる二酸化炭素など。
場合によっては航行する船舶から出る
汚物なども魚にとってはご馳走ですが、
環境基準が厳しい海域では海を美しく
保つことばかりに懸命で魚のエサがない。
海の砂漠とも言われる一因でしょうね。
我々は、騙されているのではなかろうか…。
かつて、石油の埋蔵量は残り30年分だと
言われていました。私も幼心にうっすら
耳から入ってきた記憶があるのですよ。
全世界での石油埋蔵量はどれくらいか?
日本の最高峰・富士山で何個分になる?
(便宜上底辺10kmで高さ4kmの円錐と想定)
答えは、高さ半分から上の部分のみ。
(つまり円錐の1/8ほどと言われました)
えっ?たったそれだけしかないのか!
そう思って驚いた記憶が残っています。
計算してみたら、約130億立方メートル。
大雑把な条件設定ながら、桁ぐらいなら
合ってるだろうと、その時は思いました。
残り少ない資源を後世へ引き継ぐために、
大切に使わないとね。節約しなきゃって。
それからほどなくして発表された数字。
1バレルが約159リットルであると考えて、
1兆6879億バレルは、約2684億立米かな。
つまり、さっきの数字の20倍以上です。
これは一体どういうことなのでしょう?
金(GOLD)は大変希少で流通量も少ない。
それゆえ、資産としての価値は高く、
昨今はとても値上がりする傾向にある。
これまでに算出された金は五輪水泳の
プールで2杯分だと聞かされてきました。
けれど、最近の計算では3~4杯らしい。
オリンピックのプールが小さくなった?
いえいえ、実はもっと金が採られている。
なので実量が多いのに、少なく伝えて
値崩れを防ごうとしている。どころか…
取引価格は今もの凄いことになっている。
石油も同じ。あと30年、いや40年、50年、
最近では100年とまで言い出す始末で、
(辻褄合わせのため逆算してみたら…)
その間に富士山が1万m超になったのか?
いえいえ、本当はもっと石油が出ている。
或いは、新しい油田が発見されている。
けれど、真実を隠蔽して少な目に報告。
それによって値崩れを防ごうとしている。
どころか、価格を吊上げ続けてきたのが
資源開発の歴史です。やってくれるねー。
本当は「石油埋蔵量は残り100年分」も
全く不正確。けれど、それ以上は殆どの
人が死んでるのでバレない…という詭弁。
我々は、正直すぎるのかも知れません。
一体何が正しいのか、自分で考えられず
飛び交う情報に右往左往。困ったときは
人に訊くか、自分でググるか、若しくは
AIに決めてもらう人が多いことでしょう。
特に日本では「事実は事実で決める」より
「事実は空気が決める」風潮にあるため、
より一層、事実を軽視する方へ傾きます。
正しい情報に接し、事実はどうであるか、
その上で自分はどう考えて判断するか。
それを忘れないようにしたいと思います。
間もなく梅雨が訪れ暑い夏がやってくる。
化石燃料を活用して熱中症を予防しつつ、
排出した二酸化炭素で海の幸を安く買う。
そんな快適で楽しい夏を送りたいですね。
家庭で作る炭酸水用に、ソーダマシンへ
排出済み二酸化炭素を閉じ込められたら、
なかなか夢のある話だと思うのですが…。
肴と戴くハイボールは格別に違いない!
どなたか実現してくれんもんでしょうか?